桃色核電波

俺はな、インターネットメンヘラ芸人を10年やってんだ。

イルカの残虐性

昨年の7月10日、八景島シーパラダイスに行った。トンネル状の水槽の中にはイルカと複数の小さな魚達が飼育されていた。

 

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突然、1頭のイルカが小さな魚達の群れの中から1匹を咥えて連れ出した。 

「あっ、食べちゃう」

私の連れが思わず声をあげたが、もしイルカが小魚を食べるとすればその場で飲み込んでいるだろう。なぜ1匹咥えて連れ出したのか。それはイルカが逃げ出そうともがく小魚を離しては捕まえてまた離しては捕まえて…と遊ぶためだった。

 

まるでサッカーボールをドリブルしているかのように必死に逃げようとする小魚をわざと離しては口で捕まえて…と繰り返すイルカを、私達はただじっと見上げることしかできなかった。イルカにとって小魚は暇つぶしのための道具でしかなく、小魚にとってはイルカの餌になることすら許されず、弱肉強食の世界での役目すら果たせぬままなぶり殺されるのだ。

 

そんな夏の日の事を今朝ふと思い出しました。イルカは大変賢く、その知能は人間に例えると3-6歳児並みと言われています。この歳の頃の人間も可愛らしいですが人としてまだまだ未熟であるため無垢ゆえの残虐性も兼ね備えていると私は思います。

 

いやいや、残虐とはいってもイルカのように自分より弱い立場のものをなぶり殺したりはしない。と考える人もいるでしょう。

 

 

あなたが人生で1番虫を殺したのは何歳でしたか?  

 

 

私は恐らく6歳です。トンボの羽をちぎり、ミミズを石で4等分にしました。思っていることも何でも伝えてきたし伝えられてきました。可愛くない、仲間に入れたくない、嫌い、いなくなればいいのに。

 

子供の無垢な残虐性が怖い。イルカと同じだから。それはつまり人間ではないから。理性がないから。それはつまり人間ではないから。弱い生き物をいじめるのは本能だから。本能のみで生きているものは人間ではないから。

 

なんてことを考えていたら人はどこから人間になるのか考え始めてしまいました、これ書いてるの平日の朝6時なんですよ。眠れない朝方にばーっと文章を書いている時、アドレナリンが出まくっていて気持ちいいです。脳内を言語化できることが幸せです。私が人間であると確信できるから。

 

皆さんも水族館に行った際はイルカが小さい魚をなぶり殺すところを見てその夜動物と人間の境界について考え、自分が人間であるということに安心してみてはいかがでしょうか。水族館の新しい楽しみ方を見出すことができたのでわたくしのブログ、今日はここまで。